耐性ができるのは抗生物質などの薬だけではない、ウイルスも!

      2017/08/03

抗生物質が長年にわたって研究と開発され続けているには理由があります。
それは抗生物質を使った治療を続けていると、細菌の方が抗生物質に対して耐性を持つようになり、従来の抗生物質が効かなくなるという現象が起こるからです。
耐性についてどのようなメカニズムになっているのでしょうか。

耐性ができるメカニズムとは?

人間の体は、抗生物質を服用したとき、時間とともにその薬効は対外へ排出されていきます。
その際には腎臓や肝臓によって抗生物質は無毒化された状態で排出されます。

これと同じような行為を細菌が行うようになり、細菌自体が抗菌薬全般を無効化してしまう酵素を作り出すことがあります。
この現象が抗生物質の不活性化、つまり耐性を作るということです。

この耐性というのは、抗生物質に限ったことではなくて、他の薬剤でも同じことが起こり得る可能性があります。
しかもいつ、どの人の体の中で起こるのか、対外のどこで耐性ができるかなどは全くわかりませんので、人類が新しい薬を開発したり研究したりするほどに耐性は増え続けると言える状態になります。

言い換えれば人間と細菌のいたちごっこという状態になります。
耐性菌は事前条件の中でも、生き残る傾向があり、従来の耐性を持たない細菌は人間が作り出した薬によってどんどん数が減っていき、いずれは消滅、または沈静化した状態になります。

ですが耐性を持つ菌は生き残り、そして増殖します。
これらを繰り返していくために、特に抗生物質は同じ薬を投与し続けないことが大切になります。

耐性はウイルスでも発生する

耐性は細菌のみならずウイルスでも発生しています。
新型インフルエンザやそれによく似たウイルスが流行するのはそのためです。

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